2007年3月アーカイブ

世田谷トラストまちづくりビジターセンター(野川緑地広場内)会議室

世田谷区 井伊部長、小野田公園緑地課長、鎌田係長

会 絹谷、大野、荘司、高野、吉田ほか

 

    世田谷区からの基本方針説明。1)ドッグエリアを作るが、仮設で24時間設置は無理。2)区は場所を提供し運営はあくまで皆さん、3)しつけ教室だけでなく、近隣次々回、町会に説明ができるように野川ドッグエリアの会とわかるような形で清掃活動などの実績を積み上げてほしい。

    会としては、最終的には常設のドッグエリアを希望。仮設でもできるものならやりたい。清掃活動をやれば4月にも仮設をやらせてくれるのか!

    以上、話し合いは平行線

野川ドッグエリア通信 第15号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ■■■       ■
  ■□■■      ■■
■■■■■■■■■■ ■■  野川ドッグエリア通信 第15号
  ■■■■■■■■■■          
    ■■■■■■■■
    ■■    ■ ■      2007年3月24日発行
   ■ ■    ■  ■             
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは。野川ドッグエリアの会事務局の吉田です。

また、発行間隔があいてしまいました。でも今回は会の活動にも進展があ
ります。下記の報告を読んでください。

「人と犬の共生のために、成城四丁目の野川緑地広場"周辺地域"に、犬を
ノーリードで遊ばせられる、小さなドッグラン、いわば【ドッグエリア】
を作ってほしい」
この合言葉で、2005年11月から署名活動を開始した、野川ドッグエリアの
会。06年3月に、名称を正式決定し、本格始動をはじめました。

■現在までの署名提出数(世田谷区長宛)
  総計         1612名(うち世田谷区内977名)
  事務局預かり未提出分   97名
  【目標の3,000名まであと1291名!】


さて、今回の「通信、第15号」の献立は以下の通りです。
 1,世田谷区長に直訴!
 2,初夏にもやります「【ワンコの訓練】体験教室」
 3,大好評!連載エッセイ「世田谷的いぬの生活」
 4,雑誌から取材申し込みです
 5,告知板
 6,編集後記


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1┃世田谷区長に直訴!
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前回の通信14号は2月11日に発行しましたが、その1週間あまりのち、
2月19日に開かれた、熊本哲之世田谷区長の演説会に、当会代表の絹谷
ら3人が乗り込んで、演説開始を前にした区長に、ドッグラン設置を訴え
ました。

ただし、時間が十分ではなかったため、後日改めて話し合いの場を設ける
ことになり、区長の代理として西澤和夫・区長室長が、3月7日に世田谷
区役所第一庁舎3階、区長室となりの応接で、当会のメンバーと話し合い
を持ちました。

当会からは、早期の恒久的な小規模ドッグランの設置を繰り返しお願いし
ました。区長室長は、世田谷区として設置の方向であることは認めました
が、そのための条件として、地域住民の理解とマナー向上が必要であるこ
と、さらに、施設運営団体として、十分な組織力・行動力を当会が持つこ
とが必要であるという認識を示しました。

区の中の担当課である、公園緑地課を統括する井伊和子・みどりとみず政
策担当部長は、これまで、既存の公園の一部を利用したタイムシェア(一
時設置)によるドッグエリアの実施を当会に提案してきましたが、認識の
ずれがあります。

区長室長としては、もっと担当部と綿密に話し合いの場を持ってほしい、
区長は前向きであり、そのために必要な調整を行うようにと現場に指示し
ている、という話でした。

それを受けて、さっそく3月の末ごろに担当部課長と当会代表、副代表ら
が「継続的な話し合いの第1回目」として、会合を持つ予定です。

追って詳細をお知らせしていきますので、みなさん、応援してください。
とくに、署名はまだまだ足りません。役員だけでは交渉ごとも力不足です。
積極的に参加をしてくださる方、署名に協力してくださる方を募集します。
よろしくお願いいたします。


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2┃初夏にもやります「【ワンコの訓練】体験教室」
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨年11月19日に開催して好評を得た、「【ワンコの訓練】体験教室」
の第2回目を、今年6月2日(土)午前に開催することを決定しました。

トレーナーは前回と同じ稲尾淳子さんです。場所や時間などの詳細は、追
ってこの通信などでお知らせしていきます。


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3┃大好評! 連載エッセイ「世田谷的いぬの生活」 by石橋真理子
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 第13回 犬を飼う度量 

 生き物を飼うっていうのは、その命に対しての責任を持つってことです
よね。はい、その通り!また、命は命である以上、値段がつけられない。
それもその通り!!
 ......しかし、とはいうものの......(涙)。
 お友だちの家のコロちゃんはミックス犬。保健所で処分されかかってい
たところを引き取って飼いはじめたので、すでにそこそこの年齢。  
 このコロちゃん、人には言えない犬生経験なんぞを積んできた苦労犬ら
しく、普段は非常に温厚なのに、パニックになるとすごいんです。
 ある日のこと。家を新築して、仮住まいから引っ越してきた友人一家。
外出から戻ってビックリ!! ......玄関のガラスが割られ、廊下は血だらけ。
すわっ、強盗が入ったか?と思いつつ、よ〜く見ると、血だらけの廊下に
点々と犬の足跡が......。
 どうやら、犯人はコロちゃんらしい。つか、被害者もコロちゃん。慣れ
ない新築の家で、ひとりきりになったのが不安だったらしく、ドアに体当
たりして、ガラスを破り脱走。まっ、無事5時間後には発見されて助かり
ましたが。
 しかし、このコロちゃんはその後も色々とやってくれます。
 新築の家の壁をほじり、台所から外につながるトンネルをほってくれま
した。網戸は破ること十数回。友人宅では、張り替え用の網戸をロールの
まま用意して、破られたはじから淡々と張り替えていきます。
 せっかくの注文住宅である友人宅は、新築なのに、家中ダンボールが張
ってあります。
 でも、この友人一家の素晴らしいところは、そんなコロちゃんを愛して
可愛がり続けていることです。
 先日、高齢コロちゃんは病気になって手術を受けました。20万円かかっ
たそうです。でも相変わらず元気です(笑)。
 コロちゃん、いい家族に引き取られて、本当によかったねえ。
「コロには長生きしてほしいわ」と言う友人の度量の広さを、ひそかに尊
敬している私です。
                    2007(C)Mariko Ishibashi 

◆石橋真理子(いしばし・まりこ) 
ほぼ東京オリンピックの頃に生まれる。ライター。著書に『瀬戸際のブラ
イダル』(朝日新聞社)ほか。


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃4┃雑誌から取材申し込みです
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨日、当会事務局に2枚のファックスが届きました。雑誌『住宅情報タウ
ンズ』からの取材申し込みです!

当会の活動が取り上げられる! と思いきや、じつは、ペット可のマンシ
ョンに住んでいる人を紹介してください、というお願いでした。

編集を請け負っている企画会社が作成した文書で、5月16日発行の同誌・
都心版に、「ペットと暮らせるマンション」をテーマにした記事を作るた
め、取材協力者を探しているそうです(それにしても、どこで当会事務局
のファックス番号を知ったのでしょう)。

1.23区内に、過去3年以内にペット可の新築マンションを購入、入居
2.中型以上の犬種を飼っている
3.購入したマンションにペット用の設備がある(例:足洗い場など)
4.多頭飼いしている
※ 4の条件は当てはまらなくてもかまいません。

以上の条件に当てはまる方で、取材を受けてもよいという方がいれば、ご
紹介くださいとのこと。

取材OKの方がいらしたら、少しでもドッグエリアについて触れてくれる
ことを条件に、紹介したく思います。みなさんのお知り合いで、ぜひ愛犬
とともに雑誌に出てみたいという方がいれば、ご連絡ください。

4月1日までに事務局までご一報を!(先着順で紹介します)


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃5┃告知板
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●会の正式発足から1周年!

昨年3月25日に、野川緑地広場北端のバス停脇にある「かわせみ館」(狛
江市谷戸橋地区センター)において、「野川ドッグエリアの会(仮称)」
として、第1回の集会を開いてから、あすで1周年です。

"第1回集会"では、役員を決め、会の名称を正式決定し、カンパを募り
ました。そうして1年間。行政との交渉や署名集め、「【ワンコの訓練】
体験教室」など、さまざまな活動を行ってきました。

ただ、このところ署名の集まりが、伸び悩んでいる状態です。1周年を期
してさらなる協力者を開拓し、署名を増やしていこうではありませんか。
現在のところ、役員は引き続き下記のメンバーが担当しますが、我こそは
と思う方、この人なら!というお方がいれば、自薦他薦を問いませんので、
役員に加わっていただき、署名活動の輪を広げていただきたく思います。

   絹谷宏美 代表(世田谷区成城)
   大野洋子 副代表(世田谷区成城)
   荘司真恵 副代表(世田谷区成城)
   高野民子 副代表(狛江市東野川)
   堀 若葉 会計責任者(狛江市岩戸北)
   角田恭子 会計監査(世田谷区喜多見)
   吉田兼一 事務局 (世田谷区成城)


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃5┃編集後記
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さて、みなさんの身の回りで、気がついた面白いこと、街角の風景写真な
どを投稿してください。犬に関係していないことでもかまいません。

このメールマガジンは、転送大歓迎です(ただし、一部を抜粋して別媒体
に転載する場合には、事前に許可をとってください)!

なお、これまで、毎月10日、25日発行を目標とします、と書いてきました
が、毎月1回を目標に不定期刊に改めさせていただきます(事務局の負担
が大きいため。お手伝いいただける方が増えれば、頻繁に発行します)。

*投稿や、新規メールアドレス&ファックス番号登録は、下記(事務局・
吉田)まで。お待ちしています。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【野川ドッグエリア通信】第15号 2007年3月24日発行
┃            *毎月発行を目標にしています(不定期刊)
┃      
┃発行所  野川ドッグエリアの会 事務局(吉田)
┃Eメール kenichiyoshida@nifty.com
┃ファクス専用 03−3483−3284
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

行政との交渉経緯

2007/3/24(ファックス5枚)

野川ドッグエリアの会 役員各位

 

事務局 吉田兼一

Fax03-3483-3284

前略

3月29日(木)16時から世田谷区の担当部長、課長との交渉が行われます。場所は、野川緑地広場の中ほどにある建物、旧・世田谷トラスト協会本部(現在の、財団法人世田谷トラストまちづくりビジターセンター)の会議室です。出席可能との連絡をいただいたのは、絹谷さん、荘司さん、高野さん、大野さん。欠席は堀さんです。

 今回の交渉は、先の3月7日の区長室長との交渉を受けて、担当課の公園緑地課・小野田課長が「今後継続的に交渉を持ちたい。ついては年度内に一度会合を開きたい」という申し出をしてきたため実現するものです。

 ついては、これに先立ち、過去の行政との交渉経緯を振り返るとともに、さきの3月7日の交渉記録をまとめました。あらためて目を通していただき、交渉に臨む準備をしていただきたく思います。お目通しください。

 

●これまでの経緯(行政との交渉に関連したもののみ記載/行政側の肩書きはそれぞれ当時のもの/会側は原則敬称略)

200511月    署名活動開始

    1117日 荘司の知人である下条区議(無所属)の紹介で、砧総合支所街づくり部長の井伊和子氏、同部土木課係長・外山正彦氏と、荘司・吉田の計4名で面談。はじめての行政との交渉。井伊部長はかなり慎重な姿勢で、ほとんど、実現性が低いと感じさせる話に終始。

    1220日 絹谷の知人である小畑区議(自民)の紹介で、集めた署名891名分を、直接、世田谷区区長室長へ提出。世田谷区側は、堀恵子・区長室長と五十嵐慎一・砧総合支所街づくり部土木課長。会側は、荘司・吉田。堀室長は、かなり前向きな姿勢。

2006年2月6日  追加署名139名分を小畑区議に託して区長室長に提出(1000名突破)。

    3月9日  3月25日に設定した第1回の集会に向け、行政にも出席を要請するが断られ、五十嵐土木課長から下記の内容の電話を受ける。

 

*土木課長の電話の内容

 みなさまの署名が入った「要望書」を受けて、すでに世田谷区では、『「人と飼い犬との共生」に関する準備会』を発足させ、対策を考え始めています。これは、署名を受けた区長が陣頭指揮をとって動いていることです。さらに、4月1日をもって、この「準備会」を「全庁的な検討会」へと発展させる予定です。「全庁的な」というのは、保健所やその他、多くの部署にまたがる事項なので、それらを横断して調整する、という意味です。

 3月25日の集まりに担当者を出席させられず、また書面を提出できないのは、4月1日に「検討会」が発足して、初めて区としての正式な取り組みが始まるので、それ以前に公式の見解を出すことを控えたいと思うからです。

 4月1日以降、「検討会」では、住民の皆様と区の担当者との話し合いを持ったり、ドッグエリアの社会実験などの取り組みを行っていくことになると思います。

 なにとぞご理解、ご協力をお願いいたします。

 

    3月25日  第1回集会。会の名称や役員を決定。この日までに、行政が前言を撤回して書面を提示(ファックス送信)。ただし、内容は抽象的なもの。

    4月     世田谷区の人事異動、機構改変で、担当部が、砧総合支所街づくり部から、新設された「みどりとみず政策担当部 公園緑地課」(各支所の公園行政を担当してきた部署を区役所に一本化)に変更される。

    7月26日  署名の第3段提出。区側は、西澤和夫・区長室長、井伊和子・みどりとみず政策担当部部長。会側は、絹谷、吉田。小畑区議立会い。世田谷区による住民意識調査で、ドッグランに「条件付で賛成」が圧倒的多数であることが明らかに。

    926日  砧支所の会議室にて「体験ドッグラン企画書」を提出。区側、井伊部長、小野田眞・公園緑地課長ほか2名。会側、大野、荘司として事業計画書を井伊部長側に提示。1119日(日)の実施を前提に交渉開始。

    1119日  「ワンコの訓練」体験教室開催。小野田課長、世田谷保健所の稲葉係長が臨場。

20071月     絹谷が、井伊部長と電話で交渉。井伊部長は、恒久的なドッグエリア施設設置に対して消極的な発言に終始。

    2月19日  熊本哲之区長の演説会に、小畑区議の紹介で、絹谷、大野らが"直訴"に行くも、署名簿副本の受け取りは断られる。

    37日   2月の"直訴"後、区長との面談を希望した結果、区長室長が対応することになり、絹谷、荘司、大野、吉田が面談(小畑区議は同席せず)。

 

                                  経過は以上。

 

 

 

 

 

●2007年3月7日 行政との交渉詳細、および、これまでの経緯

 

場所 世田谷区役所 第一庁舎3階 区長室応接室

出席 世田谷区:西澤和夫・区長室長

   会側:絹谷、荘司、大野、吉田(4名)

時間 午前11:301210

 

西澤室長 現在3月の定例議会開催中で、先日も公明党区議の方からドッグエリア設置について質問が出ました。答弁をしているのは井伊部長です。来年度(平成194月から)には、常設ではないかもしれませんが、ドッグエリアの設置をするということを答えています。ただし条件として周辺の理解を得ることが必要であるということです。

 

絹谷 井伊サンと話をしていても、理解がなくて話が前に進みません。たとえば、「犬の糞が野川の土手から全部なくならなければ作れない」などといわれました。理想はそうかもしれませんが、卵が先か鶏が先かといった議論をしていては「エリア」はできません。国分寺崖線の上と下で公園整備が進んでいますが、ほんのわずかのスペースをドッグエリアにすることがなぜできないのでしょう。「ひとりでも反対があったらできない」というのでしょうか。すくなくとも、井伊サンはそのような姿勢です。門前払いされたようなものです。

 

西澤室長 門前払いというのは事実でしょうか。事実なら担当部長として問題がありますが、区としては前向きに取り組む前提で、担当部が検討を行っているのですから、話し合いには応じるはずです。ただ、みなさまがた(野川ドッグエリアの会)が、周辺住民に認められる活動をしていただかないと、実現できないのも事実です。「区が施設を作りますから、皆さんご理解ください」とやるのではなく、(野川ドッグエリアの会を中心に)みなさんが実施に向けてルールを作り、反対する人などへの調整の必要が生じたとき、そのときに間に入るのが行政の役割であって、そのためにどういったお手伝いができるかということです。

 

絹谷 わたしたちは2000名近い署名を出しています。にもかかわらず実現していない。4丁目緑地や三ツ池の公園散策路整備は要望があって作っているのですか? あれを見ると足掛け3年、わたしたちは何をやってきたのかという思いです。

 

西澤室長 公園整備は、都市計画に基づいていますから...。みなさまは、まず昨年秋にしつけ教室を成功させました。つぎに、また教室を実施するなどして、段階を踏んで、うまく「エリア」を運営できるよう、実践されていますよね。

 

大野 わたしたちは、早くドッグエリアの設置を確定してほしいのです。

 

絹谷 先日の井伊部長との電話では、こんなことを言われました。

「可動式のフェンスを貸し出しますから、終わったら返してください。いまの、公演の敷地でやるなら、タイムシェア(時間帯限定)しかできません。フェンスを貸し出します。ただし、設置・撤収・返却などはすべて皆さんでやってください。そうした様子を見て、ドッグエリアを運営できる団体かどうか見させてもらいます」

しかし、一方で、日々新しい公園が造成されているじゃないですか。どうしてドッグエリアだけこんな手続きを踏まなければならないんですか。こちらには2000人近い要望があるんですよ。

世田谷区は、公園の敷地を持っているんですから作っていただけないか、といっているんです。いま、成城地域はひったくりが多くて安全パトロールが回っていますよね。ドッグエリアができれば、防犯にも役立ちます。ドッグエリアに犬を連れて地域の人が集まるとお互いの顔を覚えますし、知らない不審人物には吠えます。効果的ですよ。

マナーが先、行政はサポート、と言いますけど、ドッグエリアの設置を先にすることで生まれる効果もあるのです。

 

西澤 とにかく、みどりとみず政策担当部と話し合いを持ってみてはいかがでしょうか。電話ではなく直接話してみれば、行政はダメとはいわないはずです。たしかに、行政は腰が重い面があります。皆さんが「早くほしい」と言うのに対して、行政はどうしたら問題なく実現できるか、担当部は考えていると思うのです。みなさんが、行政が動かない、まどろっこしいと感じるのはわかりますが、目標は同じで、そのスピードが違うだけなのですから、どうか理解してください。

 

*このあとも、話し合いが続きましたが、話が堂々巡りになっているため、割愛します。ただ、西澤区長室長から「区長も気にしております。"ドッグエリアは実現しなければならない、ただ、そのためには、地域住民が納得するように調整しなければならない"と」という話がありました。「うまくいっていないなら、区長から所管(担当部)に注意させます」とも。

 あと、吉田が絹谷さんから聞いた「井伊部長は、(1月の電話で)訓練体験教室にたいしても住民からクレームがあったと言い出した」という話を元に、西澤区長室長に次のように言いました。

「わたしたちは、地域のマンションにもチラシを配るなどして広報活動していますが、クレームはわたしたちには来ない。行政に行くのです。だからこそ、西澤さんが言うように調整をお願いしたいわけですが、昨年の11月の訓練体験教室にクレームがあったという話を、1月になって持ち出される。それは、いかがなものでしょうか。"住民からこういう意見がありました。どのように理解を得ましょうか"という話は、すぐしていただかないと困ります。わたしたちには、情報が入らないのですから。対策の取りようがありません」

これに対しては、西澤区長室長は、事実だとすれば遺憾なので、井伊部長にちゃんと伝えますと言いました。

以上

アーカイブ

アフィリエイトリンク

野川ドッグエリアの会はボランティアで運営されていますので、収益は会の運営費として活用させて頂きます。